猫にバナナを与える時の注意点は?そもそも与えていいの?

猫にバナナを与える時の注意点は?そもそも与えていいの?

猫がバナナを食べること自体は健康被害の心配も少なく安心して大丈夫です。しかし、そのためには皮を剥くことや与える量の加減などをしっかり把握して管理してあげる必要があります。猫がバナナに興味を示したら、適切な方法であげるようにしましょう。


猫にバナナを与えるのは大丈夫?

ねこに食べさせてはいけない果物はいくつかありますが、バナナは食べさせても大乗な果物です。飼っているねこがバナナに興味を示した場合、少し与えること自体は基本的に健康面での被害のリスクはほとんどありません。

もちろん、バナナに限らず過度に食べさせた場合や、不適切な与え方をした場合は病気など体への悪影響が考えられるので与える方法には気を付ける必要があります。ねこにバナナを食べさせたいときには、与え方に注意して食べさせるようにしましょう。

バナナの好き嫌いは個体差がある

ねこがバナナを食べること自体は大丈夫ですが、ねこの中にはバナナが嫌いなねこもいるということを覚えておきましょう。ねこは肉食動物で甘みをあまり感じない傾向にあるので、バナナが苦手なねこも一定数います。人間のように味の好みには個体差があり、子猫の頃から先天的な要因、育ってきた環境などの後天的な要因など、さまざまな影響で味覚の違いが生まれます。

ねこがバナナを食べるのは問題ないですが、必要なものではないので、苦手そうなそぶりを見せるねこに無理して与えるべきではありません。

猫が食べてもいいバナナの栄養素とは?

日本人にとって、果物の中でも圧倒的に安値でありながら栄養たっぷりのバナナは、手軽に食べられて栄養素が摂取できる嬉しい食べ物です。バナナに含まれる栄養素は当然ねこにも作用します。ねこが食べる場合でも嬉しい効果を期待できる栄養素もありますが、中には大量に摂取した場合にリスクがあるものもあるので注意が必要です。

また、栄養が豊富とはいえ、ねこに必要な栄養素をバランスよく摂ることはできないため、あくまでもきちんと食事を食べることに加えておやつなど補助的なものとして考えましょう。

炭水化物・糖質

甘くて美味しいバナナには、もちろん糖質がたっぷりと含まれています。加えて炭水化物も豊富で、エネルギー源としての効果が期待できる果物です。エネルギー源とはいえ、カロリーはバナナ100gあたり86kcalで、人間にとってはカロリー控えめですが、ねこにとっては非常に高カロリーになります。

ある程度成長した大人のねこはもちろん、身体の小さい子猫には摂取カロリーが大きくなりすぎないように特に注意が必要です。特に飼っているねこが健康面の理由でダイエット中の場合は特にカロリーを気にしてあげましょう。

食物繊維

バナナに含まれる食物繊維は、他の果物と比べると多くはありませんが、少量含まれています。ねこは本来肉食動物のため、果物や野菜に含まれる食物繊維の消化が得意ではありません。消化しにくい食物繊維を多量に摂取した場合、下痢などお腹を壊してしまう可能性があります。

食べさせるときには少量にとどめておき、子猫など初めてバナナを食べるときには便の様子などにも注意をしてください。もともと下痢をしやすいねこの場合は、食べたそうにしていてもできれば与えない方が良いでしょう。

カリウム

バナナはカリウムが豊富な果物で、りんごと比較すると3倍以上もの量が含まれています。カリウムは利尿作用があるので、尿と一緒に塩分を体から出してくれる効果があり、塩分を摂りすぎている場合の調整に有効です。

しかし、このカリウムねこにとっては高カリウム血症という病気のリスクを高めるものでもあります。少量なら問題ありませんが、多量に摂取すべきではないので注意をしてください。また、腎臓が弱いねこの場合はこのリスクが高まるため、むやみに与えないようにしましょう。

ビタミン

バナナにはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が豊富に含まれています。ビタミンB1はむくみ予防や疲労回復に効果があり、ビタミンB2は肌の健康を保つ効果、そしてビタミンB6は貧血予防に効果があるものです。

この3つのビタミンB群はビタミンの中でも水溶性ビタミンと呼ばれるもので、過剰に摂取した場合は尿と共に対外へ排出されます。そのため、過剰摂取となることを心配しすぎる必要がないのでねこへ与えるときにも安心です。

猫にバナナを与える方法

ねこがバナナを食べることは健康上問題ありませんが、与え方には注意が必要です。バナナに限らず、どんな食べ物でも大量に摂取した場合は健康被害が考えられるので、食べることができる量を把握しておきましょう。

また、与えるときにはその方法も重要です。うっかりと喉に詰まらせるなど、思わぬところで危険が伴わないように飼い主が管理してあげる必要があります。人間にとっては気軽に食べることができる果物ですが、ねこに与える場合は少し気を配る必要がある食べ物です。

少量を与える

人間にとってはヘルシーな果物としておなじみのバナナですが、体の小さいねこにとってはカロリーの高い食べ物です。カロリーだけでなく、含まれている栄養素もねこの体重から考えると過剰摂取につながる可能性があります。ねこには、輪切りにしたときに幅1㎝くらいの量を上限にあげるようにしましょう。

人間から見るととても少なく、もっとあげたくなるかもしれませんが、大量に与えた場合は摂取量が過剰になって病気のリスクも高まるので厳禁です。特に体の小さい子猫の場合はさらに少ない量を与えるようにしましょう。

バナナの皮を剥く

人間が食べるときにも皮を剥いて食べるのが基本のバナナですが、ねこに食べさせるときにも同様に皮は剥いてあげましょう。皮の部分には農薬や殺虫剤などが付着している可能性があり、それをそのまま食べてしまうのは危険だと言えます。

また、一度バナナを食べさせてみて、その味をねこが気にいった場合、うっかりと置いてあるバナナを皮ごと食べたり舐めたりしないように、置いておく場所などの管理にも気を付けてあげるとベストです。

すり潰すか小さく切る

バナナそのものは食べて大丈夫でも、大きい塊をそのまま口にしてしまうと喉に詰まらせてしまう可能性があります。バナナは小さくカットしてから上げるようにしましょう。また、ねこはもともと肉食動物であり、果物など食物繊維を含む食べ物の消化が得意ではありません。

そのため、すり潰すなどしてペーストのような状態であげるとより安心になります。特に子猫など初めてバナナを食べる場合にはペーストから始め、様子を見てみるのがおすすめです。

常温のままで食べさせる

人間をはじめ、ねこや犬にとって消化、吸収しやすいのは人肌の温度に近い食べ物です。このことを考えると、ねこの場合は約40度の食べ物や飲み物が最も体にやさしいということになります。

特にねこはもともと生きた動物を捕獲して食べていた生き物なので、あまり冷たいものを消化できる体のつくりではありません。特に暑さの厳しい夏場には冷やしたものをあげたくなってしまいますが、消化や吸収のことを考えると常温のままで食べさせるのが安心です。

猫にバナナを与えるときの注意点

食べても大丈夫な量など、正しい方法でバナナを与えるのはもちろん重要ですが、他にも特別気を付けておきたい注意点があります。一部バナナを食べない方が良いねこや、与えてはいけないバナナ製品など、飼い主が注意したいポイントをよく確認してあげましょう。

基本的に正しい方法で食べさせるようにすれば健康被害のない果物なので、しっかりと管理して適切にあげるようにしさえすれば、ねこも安心してバナナを食べることができます。

高齢・病気のねこには食べさせない

基本的にはねこも食べて大丈夫なバナナですが、高齢や病気のねこには念のため与えない方が安心です。高齢になってくると腎臓を悪くするねこも多いですが、そんなねこがバナナを食べた場合、含まれるカリウムによって高カリウム血症を引き起こすことがあります。

また、何か病気をしていて療養食などを食べている場合、しっかり獣医師から管理、指定されている食事を食べることが重要です。その場合はむやみに果物などのおやつをあげないようにしましょう。

ドライフルーツなどの加工品はNG

ねこにバナナを食べさせたい場合、バナナをスライスして乾燥させたバナナチップなどの加工品はNGです。これらの加工品にはほとんどの場合、油や砂糖などが使われています。

もちろん人間が食べることを想定して作られている製品なので、体の小さいねこにとっては過剰摂取となってしまうため加工されたものはあげないようにするのが賢明です。ねこにもバナナをあげたいと思った場合には、本物のバナナを食べさせてあげるようにしましょう。

おやつとして食べさせる

バナナはあくまでもおやつやご褒美としての食べ物ということは忘れてはいけません。ねこに必要な栄養が全てバランスよく含まれているのは総合栄養食と呼ばれるタイプのキャットフードであり、主食となるものです。

バナナはねこにとって必要な栄養がしっかりと含まれた食べ物というわけではないので、決してメインの食事になるものではありません。きちんとバランスのとれた主食を食べさせた上でのおやつとして与えるようにしましょう。

猫にバナナを与えるときは正しく食べさせよう

バナナはねこにとって生きるのに必要な食べ物ではありませんが、決して危険な果物というわけでもありません。食べすぎなどの注意点を守れば、健康被害もなく安心してあげることができます。

しかし、さまざまな危険性を想定して安全に食べさせるためには、食べても良い量や与え方に関して飼い主の知識が必要不可欠です。飼っているねこがバナナ興味を示している場合は、食べさせ方にしっかり注意をした上であげるようにしましょう。

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