ウールサッキングをする猫はとても危険!しつけなどの対策を考えよう

ウールサッキングをする猫はとても危険!しつけなどの対策を考えよう

ウールサッキングは猫が食べ物以外の布などを舐めたり噛んだりする異食と呼ばれる行為です。一見可愛い行動にも思えますが、窒息をしたり繊維を胃に詰まらせたりするなどの危険が伴います。猫がウールサッキングをする場合は、飼い主がしっかりと対策を取るようにしましょう。


猫がするウールサッキングとは?

ウールサッキングとは、食べ物以外のものをかじったり舐めたりするペットの行動のことで、異食行動に分類されるものです。異食の内容としてはさまざまなものがありますが、猫のウールサッキングは布製品に多くみられます。

丸まったタオルなどを舐める姿は一見かわいいように思えますが、消化できない繊維を口にすることはペットにとって非常に危険な行動です。舐めたりかじったりしている間に布が破れるなどして口に入ってしまうと、喉に詰まらせる危険性や繊維が胃に入って消化できないまま出てこない可能性があります。

ペットを危険から守るため、ウールサッキングをする猫には飼い主が注意してあげるようにしましょう。

ウールサッキングをする猫の原因

遺伝的要因

ウールサッキングはさまざまな猫の種類で見られる症状であり、原因にもさまざまな理由が挙げられますが、研究によって遺伝的な要因がある可能性も指摘されています。

ウールサッキングをする猫として多いのは、シャム猫やバリニーズなどオリエンタル系の品種です。また、アジア系の品種にもよくウールサッキングをする猫が見られます。これらの品種において必ず異食の症状が見られるというわけでもありませんが、よくウールサッキングをする品種を飼う場合は特に覚えておきましょう。

心的ストレス

ウールサッキングの原因として猫の心的なストレスが考えられます。ストレスと一言で言ってもさまざまですが、飼い主とのコミュニケーションが上手くとれていなかったり、家の環境が気に入らなかったりなど普段の生活からきているものが多いです。

また、子猫時代のストレスも異食の原因となっているケースがあります。特に離乳が早かったり、無理に離乳させられたりといった猫は、異食行動に限らず甘えた性格になり、問題行動を起こす可能性が高まるケースが多いです。

食事への不満

ウールサッキングは食べ物以外のものを食べ物のように食べたり舐めたりしてしまう行動のため、普段食べている食事内容が原因となっていることが考えられています。いつも食べているフードの味が気にいらないケースや、食感などに不満があるということも考えられる原因です。

ウールサッキングの原因を突き止めるのは難しいことですが、食事への不満については普段の食事の様子から見てとることもできます。フードを残しがちな場合や食が進んでいないと感じたら食事内容がウールサッキングの原因となっている可能性が大きいです。

ウールサッキングをする猫への対策

布製品を取り除く

ウールサッキングの対象となる布を猫の周りから取り除くことは非常に効果的です。特に、猫によって好む布は異なるので、飼い猫をしっかり観察してどのような布を好むのかを見極めればより効果的に実施することができます。

また、猫によっては段ボールやビニール袋など布以外のものをかじってしまうこともありますが、その場合はその対象となるものをできるだけ取り除いてあげるようにしましょう。猫がウールサッキングをしているときに無理矢理取り上げるのではなく、予防として普段から置かないようにするのが重要です。

ストレスを軽減する

ストレスの原因を探ることは容易ではありませんが、猫のストレスをできる限り解消してあげることも飼い主にできるウールサッキング対策です。できるだけ一緒に遊んであげるなど愛情を今以上に示してあげることや、おもちゃなどを使って適度な運動をさせてあげることなどが有効な手段となります。

また、他のペットとの相性が悪かったり、住環境が気に入っていなかったりと、明らかにストレスを感じる原因がわかる場合にはその原因となるものを取り除いてあげるようにしましょう。

食事内容を工夫する

普段からフードを残していたり、あまり進んで食事をしなかったりといった傾向が見られる場合には、食事に不満があって食べ物ではないものを口にしていることも考えられます。そういった猫の場合には食事内容を見直してあげることが効果的です。

特にウェットフードを中心に与えている場合、食感が物足りないという原因が考えられます。食物繊維が豊富に含まれていて食べ応えのあるドライフードや、猫が食べても大丈夫な猫草を与えて様子を見てみましょう。

不在時にはケージを利用する

ウールサッキングの程度がひどく、少しでも目を離すと過剰に布を口にしてしまう猫の場合、飼い主不在時に窒息を起こしてしまうなどの危険性が考えられます。普段は室内で放し飼いにしていても、猫を置いて不在にしないといけない場合にはウールサッキングの程度が収まるまではケージの使用も検討しましょう。

また、よく口にするようなものを部屋から取り除き、その部屋だけ猫が自由に行動できるようにするなどの方法も効果的です。

猫の行動を修正

猫がウールサッキングを始めたら、その場ですぐに行動を修正してあげることが根本的にウールサッキングを止めさせることに繋がります。布を口にしそうだと感じたら、実際にその布を舐め始める前に音を鳴らすなどして止めさせ、そのままおもちゃで遊んであげるなどして気をそらせるようにしましょう。

怒ったり無理に布を取り上げたりといった行動は猫に大きなストレスを与え、より異食行動を助長させてしまうことがあるため厳禁です。必ず気を逸らせるなどの自然な形で行うようにしてください。

病院での相談・治療

自宅で飼い主ができる対策をしっかり行ってもなかなか症状の改善が見られない場合、獣医に相談してみましょう。他の病気にかかっているなど、身体的な原因からストレスを感じているケースなどもあり、その場合は病気の治療をすることが異食行動を抑えることに繋がるからです。

また、ウールサッキングの治療として、抗うつ薬を使用する治療法が取られるケースもあります。同時に異食行動についてのアドバイスももらうことができるため、症状が改善しない場合は医師に相談してみましょう。

ウールサッキングをする猫にはしっかり対策を取ろう

ウールサッキングをする猫の姿はかわいく見えてしまいますが、健康面で大きなリスクのある危険な行動です。万が一異物を喉に詰まらせてしまったり、布の繊維が胃に溜まってしまったりしたら命の危険さえあります。

食べ物への工夫やストレスを軽減させる対策などをとることでも改善の可能性があるので、飼い主がしっかりと気を付けてあげることが猫を守ることに繋がります。大切な飼い猫の健康を守るため、ウールサッキングをする猫にはしっかりと対策を取るようにしましょう。

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