ダイエット中でもお菓子を食べてもいい?

ダイエットしたいのにお菓子がやめられない、ついつい甘いものを食べ過ぎてしまうと頭を悩ませる女性はたくさんいます。ダイエット中は、確かにカロリー制限や糖質制限などを考える必要がありますが、我慢しすぎてしまうとストレスが溜まり、結果的に過食に走ってしまうということになりかねません。
お菓子が好きで、食べることでストレス発散ができるのであれば、無理に我慢する必要はありません。食べるお菓子の種類や量などに気をつけさえすれば、ダイエット中でもお菓子を食べても大丈夫です。上手にお菓子も食べながらストレスのないダイエットを行いましょう。
ダイエット中に食べてもいいお菓子5選
ダイエット中でもお菓子を食べてもいいとは言っても、何でも好きに食べてもいいというわけではありません。しかし、仕事で疲れている時やイライラしている時にはどうしても甘いものが食べたくなるものです。そんな時は、太りにくくダイエット中に食べてもいいお菓子を選ぶようにしましょう。
最近は、カロリーが低くても美味しく、ダイエット中の小腹を満たしてくれるお菓子がコンビニやスーパーでもたくさん販売されています。ストレスなくダイエットができる強い味方を見つけましょう。
■ドライフルーツ
ドライフルーツは、果物を干してそのまま凝縮させているので栄養価が高く、脂肪分が少ないというところがダイエット中にぴったりのお菓子です。ドライフルーツは果物特有の糖分があるため甘みが強く、糖分が血糖値を上昇させることで少量でも満腹感を得ることができます。甘いものが大好きという人は、普段食べているお菓子の代わりにドライフルーツを選んでみてください。
また、ドライフルーツは噛み応えがあるものが多く、咀嚼している間に満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防止することが可能です。ただ、ドライフルーツの中には大量の砂糖が使用されているものがあります。なるべく砂糖不使用で無添加のドライフルーツを選ぶようにしましょう。食べる量は、1日に80kcalまでが目安です。
■高カカオ含有チョコレート
ダイエット中でチョコレートを我慢しているという人は、高カカオ含有チョコレートであれば食べても大丈夫です。ここでいう高カカオ含有チョコレートとは、カカオ含有量が70%以上のものになります。カカオに含まれるカカオポリフェノールは、体脂肪や糖質をエネルギーに変換して代謝を促進してくれる効果があるのです。
また、カカオプロテインと呼ばれるたんぱく質は、腸内環境を整える作用があります。カカオプロテインには消化されにくいという特徴があるため、消化されないまま食物繊維として腸まで届き、腸内の老廃物を排出するのに役立つのです。食べるときは100kcalを目安に摂取してください。
■寒天ゼリー・こんにゃくゼリー
寒天ゼリーやこんにゃくゼリーもダイエット中のお菓子におすすめです。ゼリーはカロリーが低いだけでなく、糖分の吸収が緩やかなために血糖値が急上昇することがなく、脂肪に変わりにくいという特徴があります。
また、同じゼリーでも、ゼラチンを使用したものよりも寒天を使用したものの方がダイエットにはおすすめです。寒天の原料は海藻のためほとんどカロリーがなく太らないうえに、食物繊維を豊富に含むので腸内環境を整える効果もあります。寒天ゼリーは歯ごたえがあるものが多く、食べ応えがあって腹持ちが良いところも魅力です。
■和菓子
糖質は高いですが、洋菓子に比べると動物性の脂質をほとんど含まないため、ダイエット中にはケーキやクッキーなどの洋菓子よりも和菓子を食べることをおすすめします。しかし、和菓子の中でも選ぶものには注意が必要です。
どら焼きは脂質と糖質の両方が高いためにカロリーが高く、おはぎはお米と砂糖で糖質が高いのでダイエット中にはできるだけ控えるようにしましょう。和菓子の中でダイエット中におすすめなのは、100gで130kcal程の水ようかんやきんつばです。
■糖質カットのアイス
糖質制限ダイエットが注目されている中、糖質をカットしたアイスもダイエット中のお菓子としておすすめです。糖質制限ダイエットで間食として摂ってもいいとされている糖質は1日辺り10gになります。そこで、糖質10g以下、カロリーでは100kcal以下の商品を目安に糖質カットのアイスを選んでください。
アイスなら味のバリエーションも多く、モナカタイプなど食感の違うものもあるので、飽きることなく食べることができます。
ダイエット中にお菓子を食べたい時の6つのルール
食べたいお菓子を我慢しすぎるのは、ストレスになり過食の原因にもなるので逆効果です。しかし、カロリーや脂質が低いから太らないと安心して食べ過ぎてしまうのもよくありません。
お菓子を食べる時にはきちんとルールを決めるようにしましょう。お菓子を食べたくなったら、そのルールの中で食べるようにすれば食べた後の罪悪感もありません。この方法で、お菓子を我慢しすぎず上手にダイエットに取り組んでみてください。
■①ダラダラ食べない
ダイエット中にお菓子を食べたくなった時に、一番守りたいルールがダラダラと食べ続けないということです。テレビやスマホを見ながらお菓子をダラダラと食べ続けると、無意識のうちに食べ過ぎてしまい、あっという間にカロリーオーバーしてしまうことになります。
太らないようにお菓子を食べるのであれば、お菓子はダイエットを頑張ったご褒美という位置づけにして、その時間はお菓子を食べることに集中するようにしましょう。そうすればお菓子の食べ過ぎを防止することができます。
■②お菓子を食べるのは15時までにする

お菓子を食べる時間もとても大切です。人間の体は朝から昼にかけて代謝が活発になります。つまり、この時間帯にお菓子を食べれば太りにくいということです。特に代謝がピークに達する15時になるまでに食べることをおすすめします。
また、15時にお菓子を食べることをおすすめするのにはもう一つ理由があります。人間の体には、肥満遺伝子とも呼ばれるBMAL1という脂肪を体内に溜め込むたんぱく質があり、このたんぱく質の働きが最も弱まる時間が15時なのです。逆に22~2時は、BMAL1の活動が活発になるので食事もお菓子も食べないようにしましょう。
■③食べた量を意識する
太らないように甘いものやお菓子を食べたいのであれば、食べた量をしっかりと意識するようにしましょう。通常、成人女性が1日の活動に必要とされるエネルギーは約2000kcalです。その中で、間食で摂っても良いとされているのは総カロリーの10%程度で約200kcalになります。ダイエット中であれば、その半分の100kcalを目安にお菓子を食べるようにしましょう。
もし、お菓子を食べ過ぎてしまった場合には、他の食事量を減らして摂取カロリーを調整するようにしましょう。
■④1日3度の食事は必ず摂る

ダイエット中とはいっても、1日3度の食事はきちんと食べるようにしましょう。お菓子を食べたいから食事を抜くというような方法は避けるようにしてください。早くダイエットの効果を出したいと思う人もいるかもしれませんが、ダイエット中でも必要なエネルギーをしっかりと摂らなければ逆効果になってしまいます。
たんぱく質・炭水化物・食物繊維・ビタミンなどをバランスよく摂るようにしてください。あくまでもお菓子はご褒美です。お菓子で必要なカロリーを摂取するのはやめましょう。
■⑤温かい飲み物と一緒に食べる

お菓子を食べる時には温かい飲み物を一緒に飲むことをおすすめします。お菓子だけを食べていると、ついつい空腹感を満たそうと食べ過ぎてしまいがちです。しかし、温かい飲み物を一緒に飲むことで、少量のお菓子でも満腹感を得ることができます。お菓子の代わりに温かい春雨スープなどを食べるのもいいでしょう。
温かい飲み物を飲むことで、体内の血行が良くなり代謝も上がります。なるべくカロリーの少ないシュガーレスのハーブティーやコーヒーなどを飲むようにしてください。
■⑥お菓子を食べた後に歯磨きをする
決めた分のお菓子を食べた後には、すぐに歯磨きをするようにしましょう。食べた直後に歯磨きをしてしまうことで、もう少し食べたいと思っても、せっかく歯磨きをしたからやめておこうと思えるようになります。カロリー消費につながるわけではありませんが、ダイエット中はお菓子を食べたいという欲求をできるだけ抑えることが大切です。
歯磨きができないような状況であれば、口の中がすっきりする無糖のミントガムを噛むのもおすすめです。口の中がすっきりすれば、お菓子を食べたいという欲求が自然に収まり、ダイエットをスムーズに行うことができるようになります。
ダイエットはお菓子も食べながら上手にしよう!

ダイエット中に、大好きなお菓子や甘いものを我慢するのは、とてもストレスが溜まってしまうものです。ストレスが溜まってしまうと、肌荒れが起きたり、代謝が落ちたりと体に不調をきたすことにもなりかねません。
お菓子や甘いものが食べたくなったら、食べ方に工夫をして我慢せずに食べるようにしましょう。ダイエット中だからといって、過度なカロリー制限はおすすめできません。大切なのは、体に必要なたんぱく質や炭水化物などの栄養素をしっかりと摂りつつ、適量のお菓子を食べてダイエットのストレスを溜め込まないことです。ストイックに自分を追い込みすぎず、お菓子を食べながら上手にダイエットをしましょう。