子猫がトイレをしない理由とは?

子猫がトイレをしないとき、原因は大きく2つ考えられます。
【猫がトイレをしない理由】
・トイレ環境が原因
・病気の兆候
猫がトイレをしないとき、まず確認すべきポイントはトイレの環境です。お漏らしをしたり、トイレの場所を間違えてしまうとき、トイレが汚れていたり、設置場所が適していない可能性があります。
また猫がトイレをしないとき、病気である可能性もあります。別の場所でお漏らしをしたり、踏ん張るものの排泄できないこともあります。
子猫のうちから上手に排泄できているかを観察すると、病気の早期発見にもつながります。
■猫の適切なトイレの回数とは?

子猫に関わらず、猫の適切なおしっこの排泄の回数は、1日に2回〜3回程度です。犬と比べるとおしっこの排泄回数は少ないです。
しかし1回おしっこの排泄回数が、1回以下を下回ると排泄機能が低下している可能性があります。便の排泄回数は、丸1日しないという状況でなければ問題ありません。
丸1日便をしないようであれば、便が詰まっていることが考えられますので、便秘を解消するために、1度動物病院で受診することを考えましょう。
■猫がおしっこをしない場合

猫がおしっこをしないとき、次の状況が起こっていると考えられます。
【猫がおしっこをしないとき】
・おしっこを我慢している
・おしっこは作られているが、出すことができない
・おしっこが作られていない
・こっそり別の場所でおしっこをしている
子猫も成猫も、おしっこをしないということは、体の中でおしっこに関する問題が起こっていると考えられます。
病気以外で考えられることは、飼い主が知らない場所でおしっこをしていることです。お漏らしとは異なり、トイレ環境が合わない猫に見られる行動です。
■マーキング行動

猫に見られるマーキング行動は、多くがメス猫と生活しているオス猫によく見られます。
縄張りを主張するためや、不安な気持ちなどのストレスから行われる行為だと言われています。
マーキング行動を、トイレを失敗したと勘違いする飼い主もいます。子猫のうちから見られることもあれば、10年以上生きている成猫に見られることもあります。
マーキング行動の対策方法は、とにかくマーキング行動した場所のにおいを消すことです。においが残っていると、何度も同じ場所でマーキング行動をしてしまいます。
猫がトイレに入るけどしない理由とは?

猫がトイレには入るけど、踏ん張るだけでしないということもあります。その場合、多くが病気の兆候であることがほとんどです。
トイレに入ったからといって、トイレをしているとは限りません。トイレをしているかを観察する上で、トイレに入ってからもよく観察する必要があります。
また子猫と成猫で、トイレに入るけどしない理由が違うこともあります。
■子猫がトイレで排泄しない場合

子猫のときに、トイレの中に入るものの、排泄をしない場合があります。子猫は生後1カ月から自分で排泄ができるようになりますが、失敗することもあります。
子猫がトイレに入るだけでトイレをしない場合は、トイレの仕方がわからないことが原因であることがほとんどです。子猫の時から、地道にトイレトレーニングをしてあげると、時期にトイレを覚えるようになります。
またトイレの場所が気に入らないという理由もあります。子猫のときからケージで生活させている場合は、ケージ内にトイレを設置するといいでしょう。
■成猫がトイレで排泄しない場合

成猫がトイレの中に入るだけで、トイレをしないときの理由は、子猫のときとは理由が異なります。成猫がトイレをしないとき、子猫のときよりも深刻な理由である場合も考えられます。
成猫がトイレの中でこもってトイレをしないようであれば、病気の可能性が高いです。尿管が詰まっておしっこがでない状態が続くと、尿管結石や腎不全になることもあります。
子猫がトイレ以外でおしっこをする場合

子猫がトイレ以外の家具や衣類などに、トイレをしてしまうこともあります。トイレを失敗することは、子猫の時期にとって大切な経験です。
しつけができていないからと、落ち込む飼い主もいます。また家具などを汚されると、飼い主にとってもストレスに感じることでしょう。
子猫がトイレ以外の場所でトイレをする場合は、さまざまな理由が考えられますが、多くの原因がトイレの設置場所などのトイレ環境にあります。
■トイレ以外の場所でしてしまう

子猫がトイレ以外の場所でしてしまうことは、実はよくあることです。多頭飼いなどで相性のいい先住猫がいる場合は、トイレを覚えることが早いです。しかし子猫を初めて飼育するとき、子猫はトイレの場所がわかりません。
1度別の場所でトイレをし臭いがついてしまうと、そこがトイレであると覚えてしまいます。子猫が別の場所でトイレをしてしまったときは、臭いを消すことが1番です。
■トイレを使わなくなったとき

子猫でも初めはトイレでしてくれていたのに、いつの間にかトイレでしないという状況になっていることもあります。
トイレを使わなくなったとき、もう1度トイレ環境を確認してみるといいでしょう。トイレが汚れていたりなど、トイレをしない原因が隠れていることがあります。
またトイレ環境が原因であれば、子猫にストレスがかかっていることも考えられます。早急に原因を取り除きましょう。
子猫がトイレをしないときの対策方法

子猫がトイレをしないとき、いくつかの対策方法があります。
【子猫がトイレをしないときの対策方法】
・トイレ環境を見直す
・別の場所でトイレをしてしまったら、臭いを消す
・ケージで正しいしつけをする
子猫がトイレをしないとき、トイレ環境に原因が隠れていないかを見る必要があります。また別の場所でトイレをしてしまったら、臭いが染みつく前に消すことも大切です。
トイレを設置するスペースのあるケージ内で、トイレトレーニングをすることも対策方法の1つです。
■トイレ環境の確認をする

子猫がトイレをしないとき、トイレのしつけをする前にトイレの環境を確認してみましょう。トイレ環境に原因があれば、取り除きその後の子猫の様子を観察してみるといいでしょう。
猫はきれい好きな生き物です。そのためトイレが汚れていたりすると、別の場所でトイレをしてしまうことがあります。
トイレ環境を整えることは、飼い主の役目の1つです。毎日子猫のトイレ状況を知るためにも、トイレの環境を確認することは大切な日課となります。
■トイレの掃除の仕方

初めて猫を飼育しだした方は、トイレの掃除の仕方を知っておく必要があります。猫のトイレの掃除は、1日に1回は最低限必要です。
トイレの掃除をするとき、スコップで固まった砂や汚物を取りましょう。トイレの形状によっては掃除の仕方がことなることもありますが、基本は穴の開いたスコップで汚物を取り除くっようにしましょう。
猫のトイレの掃除におすすめなスコップ
■適切なトイレ選び

子猫のときから飼う場合は、トイレ選びが肝心です。子猫にとって適しているトイレであるか、きちんとトイレをしてくれる形状であるかなど、トイレ選びに必要な要素はたくさんあります。
子猫のトイレを選ぶときに、まずトイレの高さに気をつけましょう。子猫がトイレに入ることができない高さであると、トイレをしなくなる原因の1つにもなります。
また掃除の仕方が楽なトイレを選ぶことも、トイレ選びのポイントの1つになります。子猫にとってはもちろん、飼い主にとっても快適なトイレを選ぶことが大切です。
子猫におすすめなトイレ①
子猫におすすめなトイレ②
子猫のトイレのさせ方とは?

子猫にトイレをさせるとき、まずトイレの環境を整えましょう。子猫によっては、適している砂の種類もことなるので、いろいろな種類の砂で試してみることもおすすめです。
また猫は臭いに敏感な生き物でもあります。別の場所でおしっこをした場合は、ティッシュなどに染み込ませてトイレに置くと良いでしょう。
■トイレのしつけの時期はいつから?

子猫は生後3週間から4週間になると、トイレのサインを見せるようになります。サインが出だしたごろに、トイレのしつけをしだすといいでしょう。
子猫にトイレのしつけをするときは、子猫を怖がらせないようにしましょう。うまくトイレをすることができなくても、叱らずに見守ることが第一です。
トイレのしつけがうまくいったら、思いっきり褒めてあげましょう。好物のおやつなどを与えると、よりトイレのしつけがうまくいくはずです。
■トイレのトレーニング方法

子猫のトイレのサインは、グルグルと歩き回り落ち着きがなくなります。また穴を掘るようなしぐさも、子猫のトイレのサインの1つです。
子猫がトイレのサインを見せたら、優しく抱っこしトイレに移動してあげましょう。トイレトレーニングのために移動させるときは、物音をできるだけたてずに静かに移動させてあげることが大切です。
安心してトイレができる環境を整えよう

猫にとってトイレ環境は、とても大事なことです。トイレ環境が悪化していると、猫の病気に繋がることもあります。
今一度トイレ環境を確認してみて、より猫が安心してトイレができるように環境を整えてあげましょう。